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ポーツマス市について
ポーツマスはロンドンから車で2時間ほど南西の島です。といっても橋が架かっており事実上陸続きの半島のようになっています。人口は20万人弱、主な産業(雇用先)は役所・病院関係、郵便、大学と公的機関が続き、IBM(UK)、鉄道、大手小売業者と、あとは無数に
ある小規模な観光関係でしょうか。正直観光以外にこれといった産業がないというのが正直な感想です。 Portsmouth city coucil 参照
これはポーツマスに限ったことではないんでしょうが、日本のように24時間コンビニや自動販売機がどこにでもあると思ったら 大間違いです。おそらく治安の関係でそうなのでしょう、実際夜中に出歩くのはちょっと怖い気がします。昼間は全然問題ないですが。
特に今の自分の場合自分の意思をきちんと英語で伝えられないので、万が一何かあったときにきちんと対応できるかなぁという不安が あります。治安の違いの例を挙げれば、自転車の基本はカゴ、ライトはできれば取り外すかもしくは鍵をつけておく、車には防犯グッズが
不可欠というところでしょうか。このあいだテレビを買ったら、テレビのスイッチを入れるときにパスワードが設定できるのには 驚きました。
最初にポーツマスと聞いて思いうかべたのは「ポーツマス条約」か元日本代表のゴールキーパー川口が所属する「ポーツマスFC」 くらいでした。 しかしポーツマス条約はアメリカ西海岸にあるポーツマスで取り交わされていることにはあとから気がつきました。つまり僕が ポーツマスについて知っていたことはポーツマスFCだけだったということです。勉強する場所についてはあまり深く考えなかった ということですね。まあ学生の本分は勉強ということで、その辺については勘弁してください。
少し調べて分かったことは、ポーツマスはイギリス海軍ご用達の造船所兼基地であったということです。 1194年に時の国王リチャード一世がポーツマスでの軍港建築を指令して以来ということ ですからなかなか由緒正しいじゃないですか。
イギリス海軍の最も華やかなかつ国民の記憶に残った出来事にトラファルガーの戦い(1805年10月21日)があります。この戦いで イギリスはフランス・スペインの連合艦隊を退けたものの、勝利の報告のさなかにネルソン提督が戦死します。
このときにネルソン提督が乗船し戦いの指揮をとったというヴィクトリー号が観光向けに開放されていて、いくばくかの入場料を払 えば中までガイドつきで案内してもらえます。海軍博物館も一緒になっていてネルソン提督の遺品などを見ることもできます。 ヴィクトリー号、ネルソンについて詳しく知りたい方はこちらへ(英語) もっとも1765年進水というふるい軍船ですから、幾度もの改築修繕を重ねてすっかり豪華になってしまった感があります。しかし当時 の面影の雰囲気くらいは感じられることでしょう。Nは思わず年間パスポートを購入してしまいました。(一日£12、年間£25ほど)
ちなみにこの間BBCで「イギリスの最も偉大な人」を投票で決めるという番組で、ネルソン提督もダーウィン、ダイアナ、チャーチ ル元首相、クロムウェル、エリザベス1世、ニュートン、シェイクスピア、ジョンレノン、ブルネル(工業革命のさなかでロンドンを中心とした鉄道・地下鉄の建設に着手した人です。 ほかにもいろいろ手掛けたそうですが、あまり知らないのです)なんかと一緒に取り上げられてましたから、イギリス人にとっては格別 の思い入れがあるようです。だって申し訳ないけど世界的にはそんなに有名とは思えないもの。 まあ一国の歴史と世界の歴史では同じ人物でも重要性が違うこともありますよね。とくにネルソン提督の場合は母国を外敵から守った英雄ということで、今でもイギリス人の愛国心を高揚するんでしょうか。
さてそのほかには小説家チャールズ・ディケンスの生家があったり(こちらは未チェック)、ヘンリ8世が16世紀につくった というサウス・ニューキャッスル(海上のお城)海岸から申し訳程度に見れます。
交通について
ロンドン、ヒースロ−空港への交通はごく快適です。いまのところ僕は‘Coach’と呼ばれるバスしか使ったことがありませんが、早朝から深夜までかなり頻繁に便があります。所要時間は2時間半程度、運賃は片道£10程度です。学生の方は学割カードを作りましょう(£9)。2,3回バスを利用すれば元がとれると思います。手続きもとっても簡単で、学生証があればすぐ作れます。詳細はNational ExpressのHPでどうぞ。英語ですが。
電車の方はどうなんでしょうか。時間通りに来ないとか聞いたことがありますが、いずれ試してみようと思います。
さて、まさかそんなひとはいないとは思いますが、ひとつ僕の失敗談とそれに基づく教訓を。
「空港到着→宿泊先」の移動は余裕を持って計画しましょう。
僕が期待と不安を胸にヒースロー空港に到着し、無事入国審査を終えたのは夕方の5時過ぎでした。その後大学の方にポーツマスの学生寮までバスで送ってもらう予定でした。6時の集合時間に間に合わなかったので「まあ10時にもまた来てくれるはずだから大丈夫だな。念のため確認しとくか・・・」と大学に確認の電話を入れました(今考えるとコレが大失敗の元でした)。というのは、時間はすでに午後6時、大学の事務があいている時間はもう過ぎていたわけです。で、しょうがなく「緊急連絡先、24時間対応」というところに電話して、「このまま空港で待っていれば大学の人が10時に迎えに来てくれるのか?」というようなことをたどたどしい英語で言うと「もう大学の出迎えはないから自力で来るんだな」と言われついさっきまで100%大学の人にまかせっきりのつもりだったのが、突然自力でポーツマスまで行く羽目になりました。
右も左も分からない状態で目的地までたどり着くというそこから先の困難は想像にお任せしますが、最終的に大学寮に到着したときはホッとしました。そして僕がポーツマスについたころにはちょうど大学の出迎えバスもヒースロー空港からもどったところだったということです。まさか故意にうそを言われたとは思いませんが、別にはるばる日本からやってきた留学生で英語もほとんどできないからと言って助けてくれるわけではないということです。あるいは単に「困っているから助けてくれ」ということすら伝えられないくらいに英語が貧弱だっただけかもしれません。いずれにしても「海外旅行をしたこともないけどきっとなんとかなるさ」という方、時間には余裕を持って計画を立てましょう。できればお昼くらいには空港に到着して暗くなる前には宿泊地に到着したいですね。