2004.02.22(日) にっき開店
内容は水産分野で国際公務員を目指す作者の奮闘記。とはいえ実現にはまだまだ時間がかかりそう。。。目下のところ、漁業のこと(現在漁師見習い)、青年海外協力隊(2004or2005年にチリへ漁業生産分野で派遣予定)が主になる予定です。その他適当な雑感も混じりますが。要は何でもありですね。。。ともかく三日坊主にならないように頑張らなければ。
この日以前の分は過去日記です。最近の出来事をテーマごとにまとめて見ました。
2004.08.02 (月) いよいよ8月
去年の10月頃に留学し終えて以来、いろいろと落ち着かない生活でしたが、今月は久しぶりに、そして青年海外協力隊としてチリに2年間行く前の最後にゆっくりと家族や友人と過ごせる時間となります。この一ヶ月はせいぜいスペイン語の勉強をするくらい。本来なら派遣先での要請によりよくこたえるべく専門分野に関する情報収集も進めていくべきなのでしょうが、そっちは・・・まぁあせらずやろう。
7月中旬に技術補完研修が終わってからも久々の友達に会ったり、学会に参加したりと有意義な時間が過ごせました。その辺のことは近いうちにこの日記でぼつぼつ公開していきたいと思います。ついでにこれだけ日記もたまってきたら、月別とかテーマ別とかに分類していかないと見にくいよねぇ。その辺もボツボツやっとかないと。
2004.08.03 (火) 旧友
東京に行ったついでに友達に会ってきました。北海道、ポーツマスでそれぞれ学生やってたときの友達です。約一名(誰だ?自分か?)除いてみんな立派になってたなぁ。3年前のあの頃は「お前らぜってー就職なんてできねーだろ」って奴らだったのが、立派に釈迦偉人やってるんだもんね。偉いもんだ。
とりあえず自分は少なくともあと2年はプーみたいな生活を続けることになります。チリから帰国後の再会を誓って、川崎の始発で別れました。
2004.08.04 (水) IIFET(国際漁業経済会議)
International Institutte of Fisheries Economics and Tradeです。1980年頃から2年ごとに世界各地で会議が開催されており、2004年は日本で、7/26〜29まででした。水産経済というなんともマイナーな分野の研究者が、世界各地から一堂に会するわけです。ここでPortsmouth大学に留学中にお世話になった先生方にお会いすることができました。嬉しい再会でした。
偶然にも2年後の2006年のIIFET開催地はPortsmouth。その頃自分はチリで頑張ってる予定ですが、ここは是非チリでネタを作ってPortsmouthまで行って発表してみたい。Portsmouthの先生方も「you must come(絶対来なよ)」と言ってくれました。大きな目標ができました。また今回来日はできませんでしたが、留学中のクラスメートが3人ほど、そして他の友達が2,3人ほどポーツマスに残って頑張っています。彼らとも再会したいものです。
会議のメインは論文発表で、4日間にわたり200以上の論文が発表されてそれはもう玉石混交?だったりするのですが、それにも増して重要なことは人脈作り。大学を離れ、マニアックな話をする相手のいない環境にいた自分にとっては同じ分野の人とディープな話ができるのがまず楽しかったし、日本、イギリス、アメリカなどの主要諸国はもとより、チリ、ドミニカ、エクアドルなどの中南米諸国でそれなりの機関でそれなりの地位にいる人たちと話ができ、またメルアドをゲットできたのが大きかったです。できることならチリで青年海外協力隊として活動している間に彼らを訪れてみたいと夢は膨らむばかりです。
どこまで実現できるかはとりあえず置いといて・・・
他にも日本人で、FAOの職員、JICA関係者、開発コンサル、国家公務員(小松正之さんが来てました!)などなど、いずれ自分が目指したい業界の先達がいて、そのうち幾人かには少しばかり話を伺うことができたのは実にExcitingな経験でした。
また今回この会議に参加してグローバルな(学問としての)水産/漁業経済の流れがなんとなくではありますが、掴めたことも収穫でした。日本のそれはIIFETと一線を画しており、日本独自の良さはもちろんあると思うのですが、如何せん例えば国際公務員になることを視野にいれた場合メインストリームとしてあるのが欧米流のやり方です。まずそれを理解し、その上で日本のやり方の良い所を採り入れて行けたらベストかもしれません。
2004.08.06 (金) 図書館通い
ここ2,3日はしばらく怠けていたスペイン語の勉強で図書館通いが続きます。夏休みということもあり子供もといガキ、それから中高校生らしいのが多いです。受験まではまだ時間がありそうだけど、やる奴はやってるんだなぁ・・・自分はどうだったか、というと自慢じゃないが高校の時は全くお世話にならなかった。ここだけの話パチンコいって小金を稼いで・・・いやいやそれはさておき(もう時効だよね)。夏休みが終わる頃からは自分の家でせこせこやってました。でも若い時からこれだけ真面目にやってれば今頃人生変わってたよなぁ・・・なんてことを考えさせられます。
最も今は今でそれなりに納得の行くことをやってはいるし、かつて怠けた経験が身に染みてこたえたからこそ今は気合入れて勉強できるし、勉強したいことに専念して勉強できることのありがたさもよく分かるわけです。そういう意味ではパチンコ通いもムダではなかった、のかな。というよりこの年で銭も稼がずダラダラしてたらいかん。若いもんにはまだまだ負けてられません。
2004.08.17 (火) ざるに水
二人目出産のために帰省している兄嫁の長女(一歳半)をあしらいつつ、今日も明日もあさっても図書館通いが続きます。NHKラジオスペイン語講座で出てきた単語から文章から全て頭に叩き込む、つもりが右から左に抜けていく抜けていく。覚えた分より抜けていく分のほうが多いんじゃないかしら。
平行してRobert ChambersのRural Development -putting the last first-。国際開発を志す者には必読の書ということで、志高く原書に挑戦してみたものの・・・見たことも聞いたこともないような難しい単語が多くて遅々として進みません。電子辞書がなかったらまず諦めてたね。こういうときには本当に重宝します。でもそれなりに面白いです。この本が最初に出版されたのはもう20年前にもなりますが、日本ではこの手の考え方は最近騒がれ始めたところだという(あくまで門外漢の自分の)印象です。でも実は自分が生まれた頃にはもう随分議論されていたことなんですね。それが一番の驚きでした。言われてみれば至極もっともなハナシ。だけどそれまでは彼ほど明確に問題を意識していた人はいなかった、のかな。それにしても日本とChambersのイギリスあるいは他の国際開発の最前線では相当なギャップがあるようですが、今頃最前線ではどのような展開になっているのかな?その辺に新たな興味が湧いてきました。
2004.08.24 (火) まな板の鯉?
いよいよ派遣前訓練開始まであと一週間となりました。何度も書いてますが、この訓練が一旦始まると派遣国のチリへ出発するまで一気にラッシュです。そういう意味では少なくとも今後2年間は日本でゆっくりする時間がない、今が最後、という覚悟なんですが・・・なんかやることもなくだらだらと時間を過ごしています。語学の勉強も、どうせ訓練が始まったらみっちりやる事だから・・・、とゆるみがち。やり残したことは、と考えてみても案外何も浮かんでこないものですね。人類滅亡まで最後の一日って言われても案外こんな感じでボーっとしてるのかも。大げさに言うと。
ま、今は訓練開始までの充電期間ということにしておこう。かといって準備もあんまり進んでないしなぁ。一応買い物&荷造りもしてみたけど、どーもまだスイッチが入らない。ま、そういう人間なんだから仕方がないといえば仕方がないことだとも思うけど。学生の頃は決まって今頃が「さて、そろそろ夏休みの宿題にようやく本格的に取り掛かるかな」という時期だったものです。その辺の性根はなかなか変わらないものですね。
そんなわけで相変わらずオリンピックなど、のんべんだらりと見ていますが、今日は金メダルいけるといわれていた野球が準決でこけちゃいました。野球が好きで結構真剣に応援&観戦していただけにかなりガクッときちゃいました。期待が高かっただけにその反動も大きい。予選はあれだけ順調だったのに。
同じときにはバレーボールが準々決で中国に敗退。でもこっちはかろうじで本戦にひっかかって、いきなり世界ランク1位の中国にあたって、逆にふっきれたみたいでそれなりに競った試合をしていました。全試合を観たわけじゃないけど、今日のが一番内容的にはよかったんじゃないのかな。大健闘といっても良かったと思います。
終わり方はいろいろ、悲喜こもごも。負けてもらう銀より三位決定戦で勝ってもらう銅の方が、選手の表情も明るいときもあるし。レスリングの浜口なんか銅取っていい顔してたように思います。「金もらうより(一度負けて気持ちを切り替えてもぎとった)銅のほうが人生の上ではいい経験になった」というコメントもあながち負け惜しみではなく、本心がにじみ出ているように聞こえました。とはいえ時間が経ち、勝敗が分かれた瞬間の生々しい感情が消えると、後に残るのはメダルの色だけなんでしょう。少なくとも世間では。味気ないものです。しかしだからこそ勝敗が決し、勝者と敗者の対照的な感情があふれ出る瞬間は、やはり心に訴えるものがあります。
2004.08.26 (木) スペイン語の嵐に玉砕
おやもう派遣前訓練が始まったのか、というわけではないのですが。今日はひょんなことから友達になったボリビア人夫妻の家に招待されてタコスを御馳走になったりボリビアのゲームをして遊んだりしました。ボリビア人夫妻VS自分の場合は英語なのですが、間がよくというか悪くというか、ここにベネズエラの留学生も加わって、会話はほぼスペイン語オンリー…当然玉砕してきました。
こういう状況に立たされた人なら分かってもらえると思いますが、これって結構つらいもんです。「会話が弾む」というように、楽しいおしゃべりにはリズムが欠かせません。ポンと投げたらポンと投げ返す。たまに変化球など織り交ぜてアクセントをつけたり。ところがネイティブ3人の中に「私の名前は・・・」程度のことがかろうじで言える人間が混じると全くついていけない。みんな英語でしゃべればいいんだけど、それはそれでみんなが非母国語を話すわけで、あまりリズムのある会話ができない、なんだか仲間に入れてもらったのはいいけどそのせいで会話がとぎれちゃったみたいで申し訳ないなぁ、ということになりがちです。
そんなとき、あわれなスペイン語Non-nativeはどうするか。ひとつは自分を会話の中心に据えることです。言葉が流暢でなかったら、必然的に会話の中心になれない、ということにはなりません。例えば場を盛り上げるジョーク、博学、手品、ゲームなどの一芸など、他の人が持っていないものを見せられれば、言葉のハンデは乗り越えられるものです。
もうひとつは、ひたすら地道に言葉のレベルを上達させることです。なんの芸もとりえもない自分はこちらを選ぶことになります。当然簡単ではないし、相当な時間を要します。到底2,3日やそこらでできることではないし、環境によっては一年かけても無理なこともあるでしょう。しかし自分は幸いにもチリに行って、おそらくはほとんど日本語から隔絶された環境で2年間を過ごす予定です。ここでは専門性と共に、いかにローカルな人々とコミュニケーションがとれるか、で成果が大きく変わってくることでしょうから、やる気も湧き上がってくるというものです。
言葉の壁に阻まれて会話の輪の外に置いてけぼりになるというのは、単純に実に悔しいものです。イギリスに留学してた時も「ちきしょー今に見てろ・・・おまえらの言ってることなんてそのうち全部理解してやる」という単純な反骨精神が会話能力アップの一番の源だったなぁ、なんてことを思い出して、なんだか懐かしい気持ちに浸った一日でした。(当然一年の留学では『全部理解する』までには至りませんでした。というか一生かけても「全部」なんて無理。なのでこれは一生ゴールの見えない、ながーい課題でもあります。)