2004.02.22(日) にっき開店
内容は水産分野で国際公務員を目指す作者の奮闘記。とはいえ実現にはまだまだ時間がかかりそう。。。目下のところ、漁業のこと(現在漁師見習い)、青年海外協力隊(2004or2005年にチリへ漁業生産分野で派遣予定)が主になる予定です。その他適当な雑感も混じりますが。要は何でもありですね。。。ともかく三日坊主にならないように頑張らなければ。
この日以前の分は過去日記です。最近の出来事をテーマごとにまとめて見ました。
インデックスに戻る
2004.02.18 (水) 国連英検
去年の暮れに受けたやつ、合格しました。A級です。あのJPO試験の英語試験にも使われるという。でもA級受かったら無条件でJPOの英語試験もパス、というわけではないようです。国連英検事務局から外務省に成績がいって、外務省の担当の方で合否を決めるとのことです。
2次試験のInterviewの評価はComprehension, pronunciation, fluency, structure, Vocabulary, communication, knowledge(international affairs)について10段階評価が与えられるのですが、解せないのがComprehensionとInternational affairs.Comprehensionって、あんたのいうことは100%理解したんだけどComprehensionってそういうことじゃないの?評価7ってどういうことよ?
Knowledge(international affairs)の評価も7っていうけどさー、あんたそんなことひとっことも聞いてこなかったくせによ。最初に「国連職員になりたくて頑張ってます」っていったのと、「(面接官がCanada出身だっていうから)カナダにおける漁業の問題といえば、ニューファンドランド島のタラ漁崩壊が有名ですね」っていっただけだぞー。人がせっかく指定テキスト読んで、国際情勢のおさらいをしていったのにさー。
要項には国際情勢について云々とありますが、実際の面接では、自信があるなら自分から積極的にアピールしないと、披露する機会を逸する可能性がある、というのが僕の印象でした。
2004.02.19 (木) 漁師の見習い
去年の11月からかれこれ3ヶ月ほど漁師の見習いをしているのだが、率直なところほんと大変。こんなに大変だとは想像しなかった。。。なにが大変って、まずその不規則性。土曜の定休を除けばいつもスタンバイしてなきゃならない。そりゃー朝の8時からって言うならいいですよ、でも朝の3時だもの。。。
おまけに浜の漁師たちで集合的に漁に出るか、休みにするか直前に相談して決めるらしく、直前まで休みなのか、漁に出るのか分からない。だから微妙な天気の日には、電話の前で「(漁に出るときにはみんなに電話連絡が来る仕組み)くんなーくんなー」って願をかけてること、よくありますw。特に漁が続いた日はね。
また大変なのが、その労働時間の長さ。一度出ると、朝3時にでて、戻るのが夕方の5〜7時くらい。もちろん四六時中働いているわけでもないけど、魚の多い日にはそれこそご飯を食べる暇もないくらいの勢い。またそんな時に限って次の日も漁にでるんだな、まあ魚があるときに取っとかないとね、というのは分かるんだが、ほとんど売り上げ比例の給与がない自分にとってはかなりインセンティブは低い。まーたーかー勘弁してくれ〜!といいつつ連日漁に出るのであった。。。最も休みも多いんだけどね。トータルすれば月に半々くらいです。乗り子として生計を立てていくのはかなりきつい。自分の場合、極端な話「所詮は経験のためであって、何も全部できるようになる必要なんてないもんねー。どうせあと一ヶ月だし」という甘え、諦めの気持ちがある。情けない。もちろんだからといってだらだら働いているわけでは決してないが、一緒に乗ってるもう一人の乗り子は将来の独立を考えて、その真剣さにはほとほと頭の下がる思いだ。
そしてこれ、もっともつらいのが・・・怒られまくる。。。そりゃーもー自分は半人前です。ろくに仕事もできない。船の上ではエンジンの音もうるさくて、怒鳴らなきゃ聞こえない。おまけにちょっとの油断が大変な危険につながることもある。そんなわけで毎日毎日えらい勢いで親方に怒鳴られてます。肉体的にきついのはどーにかなるんだけど、この精神的なダメージはデカい。3月一杯って約束だからなー、それまでになんとか怒られずに仕事できるようになりたいなー、などと思う一方で、あとちょっとだしなー、とても半年程度の見習いで一人前になるなんて無理だなーという弱気な気持ちも強い。いずれにしろ、水産経済学修士課程終了とはとても思えないショボイ目標であることには変わりない。こんなことで水産業の管理や行政に携わる人間になんてなれるのだろうか?でも通常そのような人間は本当の意味での「漁業の現場」なんて一生経験しないわけで、いくらうまくできなくてもまあいい経験である、ということにしておくとしよう。
例えば朝の3時から一斉に港を飛び出す時の高揚感。へさきに砕ける波のしぶきが作る虹。獲れたての魚を船の上でがっつくあの味。期待に胸を膨らませつつ網を引く瞬間。聞き分けるのに10年かかると言う、あのとんでもなく音質の悪い無線。何百と言う小さな魚やゴミをなんのてらいもなく海に捨てるのを見たときのショック。実際に経験した人でなければ、本当の意味で分かりはしない。
そんなわけで、本人かなりやられてますが詳細はおいおい。日記が続かないときは「あー最近漁が続いてるんだなー」と大目に見てやってくださいw。
2004.02.20 (金) 青年海外協力隊合格!
今日通知を受け取りました。よかったよかった。これで留学後早々何を血迷ったか、漁師の見習いなんてした甲斐があったと言うものです。今日の時点では派遣国、次隊については通知なし。またどきどきです。
2004.02.21 (土) 留学後記
去年の10月に修論を提出して帰国したのですが、2月の始めころにその成績評価が発表されました。結果は。。。72(/100)
これってどうなのかというと、イギリスの大学での成績評価は、
70-100 Distinction
60-69 Merit
40-60 Pass
となっていて、70以上で一番上の評価になります。ということは、ぎりぎりとはいえその評価をもらえたということです。よかったよかった。しかも、修士課程全体の成績は、修論と、授業で取得した単位の成績を配分された単位にしたがって重み付けをして出すのですが、
例; Mark Credit
修論 80 60
授業 50 40
総合評価=80×60/(60+40)+50×40/(60+40)
=68 60<総合評価<69
だからMerit、という具合
修論の単位数が大きいおかげで、全体評価も70.5とかろうじで70を越えたみたいなんです。70.5だろうが100だろうがDistinctionはDistinction。いやーうれしい。これがいかほどの意味を持つのか、どれぐらいの割合の学生がDistinctionを得るのかもよくしらないけど、とりあえず嬉しいです。大学から正式な証書が届いたら、堂々とSponsorやお世話になった方々に報告できると言うものです。いずれ就職・進学することになれば、履歴書にもかけるしね。
最も、得点源になったのは、日本人にとっては屁でもなかった統計・計量経済の基礎。Master of arts(文系みたいなものですが、文系でも数学を受験する日本と違い、外国ではできない人はほんと、うそみたいにできないみたい)の学生と一緒に受講していたから大変簡単で、あんまり勉強にはなりませんでした。記述系の試験ではちょっと泣きそうな成績をもらったりもしたものです。まーまー、特に訓練を積むこともなく、海外経験もなく飛び込んだ、たった一年間の留学としては及第点としておきたいです。またいずれチャンスがあれば今度はもっとうまくやりたいです。特にAcademic writingはBrush upの余地が大いにあります。Toefl、国連英検と受けたけど、もうWritingが足引っ張ってるのは確かだし、あれって形を覚えてしまえば、内容云々を抜きにして上達すると思うんだよなー。
さて、この修論、とてもベストな出来ではないのですが、ちょうどタイミングよく日本でInternational Institute of Fisheries Economics and Trade (IIFET)という国際学会が7月末にあるので、ちょっくら改善して発表できたりしないかなー、などと考えております。別に担当の教官から「ちょっと君、今度の学会で発表してみないかね?」なんて聞かれるような、そんな出来じゃありません。が、恥をかいたとしても、24にして漁師見習いの自分にとって失うものはない、という半ば捨て身の気持ちです。ドキドキ。日本の学会でだって発表したこと無いのに。まあ青年海外協力隊の訓練が、早ければ(一次隊)4月から3ヶ月間あるので、そうなればアウトですが、2次隊だとすれば9月頃からなので、なんとか準備はできそうです。今月末が締め切りのAbstractはもう作ったし。青年海外協力隊の派遣時期が決まり次第、速攻で行動を起こさなければ。というか、今からでほんとに間に合うのか?
2004.02.22 (日) にっき開店
日記開店しました。
内容は水産分野で国際公務員を目指す作者の奮闘記。とはいえ実現にはまだまだ時間がかかりそう。。。目下のところ、漁業のこと(現在漁師見習い)、青年海外協力隊(2004or2005年にチリへ漁業生産分野で派遣予定)が主になる予定です。その他適当な雑感も混じりますが。要は何でもありですね。。。
この日以前の分は過去日記です。最近の出来事をテーマごとにまとめて見ました。
2004.02.23 (月) ボーっとした一日
今日は漁も休みで朝からぐうたらな一日。とはいえ気にかかることはある。青年海外協力隊は2次隊に参加することになったため、漁師見習いを3月に終えてから9月の訓練開始まで随分時間に余裕ができた。で、学会での論文発表を打診すべく世話になった教官にアブストつきでメールを送る。なんていわれるかなー。いい返事もらえるといいんだけどな。
続いて、論文の改良を図るべく地元の大学で研究生として経済学部の教授につけないか、ということを電話で聞いてみる。うーん、結局は先生とのマッチング次第らしい。それから入学料が8万ちょっとと高い。どうしようかなー。4月から7月末の学会まで4ヶ月程度。。。自分でやろうかなー
そのあとはみかん取り。時期は過ぎているが、その分甘みがつまっていてうまそうだ。実家に送ってやる。
そして明日も休み。ということは朝気が済むまで寝られるということだ。
2004.02.24 (火) 補完しなきゃならんのだ
青年海外協力隊は、要請される技術・知識に応じるために、合格をもらってから実際に派遣されるまでの間に特別な訓練を行うよう指示されることがあります。これを「技術補完研修」と呼びます。
人によってはなしでOKなのでしょうが、新米の僕には当然あります。今はJICAからの指示待ちです。それとは別に自主学習なんてのもあります。なにやらされるんだろう・・・
なので協力隊に参加はしてみたいけど何もできない、という人もチャンスはあります。面接でそのために時間を割く用意はある、ってな感じでアピールすれば有効なんじゃないでしょうか。ある人なんて、沖縄で6ヶ月だって!うらやましいけど、その費用はどうなるんだろう。
2004.02.25 (水) 補完しなきゃならんのだA
技術補完研修指示書なるものが届く。「各種沿岸漁業に2ヶ月間従事すること」とある。
場所は…和歌山県有田市の漁協など、だって・・・
うーん、そりゃー今は幸い半年間という約束で和歌山県有田市で沿岸小型底引きやらしてもらってます。でもこれはうまく受け入れてもらえたのがホントラッキーだったんで、こういうのってそんなに簡単に見つかるものじゃないんだけどな。。。
数ヶ月やって、ようやく仕事を覚えてきた頃には去ってしまうという感じになってしまうので、受け入れてくれるところを探せるか、心配です。
あとは、4ヶ月ほど漁師見習いをやってきて、あと一ヶ月を残すところとなって、「あーやれやれ。やっと終り・・・」なんて思っていた矢先だけに、こりゃーまた面倒なことになってきたぞ、という感じです。
ええ、正直この仕事がつらいというヒヨル気持ちもあります。でもそれに加えて、また見習いをさせてくれる新たな漁師さんを見つけて、ほんの短い時間だけお世話になって、ということの煩わしさもあります。さっきも全国漁業連合会の漁師求人サイトをチェックしてみましたが、都合よくかご漁業だとか、集魚灯漁業だとかって(派遣先ではそれらの漁業の可能性を探ることが任務になっている)んー、やっぱりないよね。
どーしようかな、困った困った。
2004.02.26 (木) 気がついたら25になっていた
はい、25になりました。25かー四捨五入すれば30ってやつだよ。。。国際公務員を目指す上では留学して、実務経験を積んだりしてればまぁ、まだまだ準備段階でも妥当なところかな、とも思う。
しかし世間一般から見れば、25にして漁師の見習いをしてる人間っていうのはかなり特殊な気もする。いや別に漁師になること自体が特殊っていってるんじゃなんだけど、漁師になる気も無いのに、「専門性」を磨くために留学までしたのに、なぜか漁師の見習いをしていることがなんかヘンだということです。だってもう同年代の友達はバリバリ働いてて、そろそろ仕事にも余裕が出てきて、金銭的にも結構余裕があって、ってそんな生活してるのが普通だもんね。。。
いつかこれが報われる日がくるんだろーか。まぁ頑張るしかない。。。
2004.02.27 (金) 補完しなきゃならんのだB
青年海外協力隊では、協力隊員を派遣するに当たって現地のボランティアのニーズを調査している。自分が派遣されることになったものでは、ヤリイカの集魚灯漁業や、カニやエビのかご漁業の可能性を新たに探りたいとのことで、協力隊員の現地での肩書きは「漁具漁法専門家・漁業アドバイザー」なのだそうである。
漁業なんて実際に経験したことはほとんどない自分が、だ。参った参った。これは相当気合を入れていかないと。今回の派遣は新規であり、それはこれまでに協力隊員が派遣されたことがないという意味である。つまり最初に行く自分の働きぶりによって、現地の人々が持つ青年海外協力隊、JICA、ひいては日本のODAなどに対するイメージが決まる、ということかもしれない。うーん、重い。重すぎる。本当はその、新たな漁業の可能性を探ってあと、国に予算請求をするだとか、プロジェクトの管理をするだとか、もしくは漁業の政策、社会経済面でいろいろ経験したいと思っていて、またそういったことの勉強をしてきたのだが、なにはともあれまず、漁師のイロハを知らないことには始まらない、といった雰囲気なのだ。
そんなこんなでとりあえず留学中にやった修士論文の学会発表は諦めた。そっちのほうはまた機会もあるだろう。
まあ完璧にできるようになることが期待されているわけでもないのだが、とも思う。この青年海外協力隊には、若者が途上国で色々困難に直面して、その中で成長をしていくという場を提供するという側面もあるようなのだ。そうでもなければ自分のような若輩がまかりまちがっても「漁具漁法アドバイザー」になるなんてことはありえない。また言葉も3ヶ月間ほど、派遣前に集中してやっても、専門的な内容について突っ込んだ議論ができるほどに上達するとは思えない。そういう意味ではある程度、開き直っていくしかないのだろう。
ところで青年海外協力隊には、派遣国からの要請があがってきてから実際に協力隊員が派遣されるまでに相当な時間が経過するために、協力隊員が現地の到着した頃には全然状況が変わってしまっていて、全然違うことをやっただとか、居場所がなかったとかいう話がある。
今日はJICAのほうに連絡をして、現地で配属される組織の人間と事前に連絡が取れないか、と相談したところ、快く引き受けてくれた。案ずるよりも産むが易し、である。せっかく技術を補完するために研修をするなら、現地で一番必要とされているものを身につけたい。1トンの船外機船しかないのに、100トンのトロール漁船の研修を受けてもナンセンスでしかない。
インデックスに戻る
日々日記DEMO by
Small Ocean